公益財団法人 日本少年野球連盟 東日本ブロック

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2022.6.24

球場に集まる全員が気を付けよう。熱中症!

暑熱順化とは、気温が高い環境の中で体を動かし、暑さに強い身体つくることです。エアコンの効いたオフィスや部屋で長時間過ごし、急に屋外に移動すると極端な温度変化に合わせて体温調節をすることができなくなり、熱中症にかかりやすくなってしまいます。

汗をかくような運動をする、冷房をつけすぎない、シャワーではなく湯船にしっかりと浸かるなど、本格的な夏が来る前に少しずつ体を暑さに慣れさせることが重要です。

  • 運動で体を暑さに強くする

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は非常に有効です。

やや暑い環境でウォーキングなどの運動を毎日30分程度行うと、約2週間後には暑さに体が慣れてくると言われています。暑い環境で運動することによって体内の血流が増加し、皮膚の表面から熱を体外へ発散させる能力が高まります。この状態を維持することで適切な発汗も促され、暑い時にも体温の調節機関が効率よく働くようになります。

無理をして直射日光が当たる場所で運動をする必要はなく、夜間や早朝、日陰など涼しい場所で運動を行っても問題ありません。

運動によって発汗を促すことができれば体温調節機能はしっかりと働いておりますので、熱中症に気を付けながら運動を行いましょう。

運動後の水分補給も忘れずに行ってください。

  • 入浴でも暑熱順化を進められる

日中に運動をする時間がなかなかとれない場合は、毎日の入浴で暑熱順化を進めることができます。40度前後のお湯に肩までつかり、10~15分を目安に入浴しましょう。

汗が額にじんわりと滲んでくるぐらいが目安ですが、体調が悪くなったらゆっくり湯船からあがります。最初は連続して入らず、発汗したら10分が経過していなくても一旦お湯から出るようにします。このように汗をかくくらいの入浴を毎日一回行うことで暑熱順化をすることができます。

汗を沢山かく入浴法ですので入浴前にはコップ一杯程度の水を飲み、お風呂から上がったあとも水分補給をするようにしましょう。

  • 冷房を弱めて高い気温に慣れる

冷房の効いた部屋で生活を送っていると体が冷えた室温に慣れてしまい、急に暑い環境にさらされても体温を調節することができなくなってしまいます。発汗機能を弱めないためにも冷房の設定温度を高めにする、朝はクーラーを点けないなど冷房に依存しすぎない工夫をし、本格的に暑くなる前から少しずつ体を慣れさせていきましょう。

(118) 【スポーツ庁】熱中症を予防しよう―知って防ごう熱中症― – YouTube